2015年11月16日

フランスのテロに思う。

今年の4月30日に今、
世界中が注目しているパリであるイベントが開催された。
ユネスコ主催の「International Jazz Day Global Concert 2015」である。

下に貼り付けた動画は2時間弱の長いものだが、
時間のある方は見て欲しい。
中でも圧巻なのは1時間27分くらいからの
ハービー・ハンコックのスピーチ以降である。

彼はユネスコのアンバサダーでもあり、
このイベントの総合プロデューサーでもある。

そのスピーチの内容は今現在、
この世界情勢において非常に示唆に富むものである。

彼の主張は理想論であるかもしれない。
しかしそんな批判は彼は百も承知である。
なぜならこの後に演奏される曲は「Imagine」だ。

彼は一貫して行動してきた。

「Possibilities〜可能性〜」

「Actual Proof〜実証〜」

そして

「Imagine Project」

ジョン・レノンがこの世を去り、35年が経とうとしている。
彼の理想はマイケル・ジャクソンに受け継がれたが、
マイケルもまた志半ばで天国に行ってしまった。

時代は益々ジョンやマイケルが命がけで警告していた方向へと向かっている。
彼らが叫び続けてきたように、だませれてはいけない。
聡明であらねばならない。そして行動し続けなければならない。

ハービーは行動の人である。
ジョンレノンと同い年、御年75歳であるが、
今尚、ジャズの、音楽の最先端、最前線を突っ走っている。

ハービーのスピーチの後、
ダフェール・ユーセフのウードによる独唱から
「Imagine」は始まる。

このコンサートの最も厳粛で感動的な瞬間だ。

ジョンやマイケル、ハービーに対するニヒリズムは
ダフェールの聖なる声によって一瞬で蒸発してしまう。

そして共演するミュージシャンに、観客に、
希望と勇気と何か共通の使命のようなものがシェアされていく。

イスラム教徒であるダフェールは今、何を思っているだろう。

世界中の名だたるミュージシャンと共演し、
忘れえぬ時を分かち合った地、フランスで
今、真逆の事が起きている。

音楽は戦争や陰謀に勝利できるのだろうか?
世界はひとつになれるのだろうか?




Imagine there’s no Heaven
It’s easy if you try
No Hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today…

Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace

You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will be as one

Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world

You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will live as one
posted by 網 渦男 at 04:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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