2009年11月19日

マンツーマンへのこだわり

え〜世の中まだまだ不景気でございます。
音楽業界や習い事業界も大変です。
最初に削られるお金ですからね(笑)

先日、友人に言われました。
『ア・ミューズもグループレッスンにしたら?』
確かに、グループの方が楽だし、時間単価は高くなるし、
経営的にみれば効率よく儲かります。

でも、どうなんすかね?グループレッスンて
受講者からしたら。

私はマンツーマンにこだわります。
理由はレッスンの質が落ちるからです。
管楽器であるサックスはまずは
『音を出す』所から始めなくてはなりません。
ピアノなどは誰でも音が出るように出来ています。
相手が何人かいても『ハイ、ドの鍵盤を弾いてくださ〜い』といえば
おそらく全員が『ド』の音を出すことが出来るでしょう。
出なかった人はおそらく『ド以外の鍵盤を弾いた』か
『楽器が壊れているか』など原因は至って単純です。

ところが、サックスはそうは行きません。
音が出ない原因はある場合は呼吸法かも知れないし、
下唇の当て方かもしれないし、舌の位置かも知れないし、
マウスピースを噛んでしまっているのかも知れないし、
咥える位置かもしれないし、喉の緊張かも知れないし、
リードがマウスピースや本人に合っていないのかも知れないし、
はたまた、楽器がよくないのかも知れないし
・・・・・・などその人により様々です。

それをグループレッスンで十把一絡で満足の行くアドヴァイスが
時間内にできるか否か、私はいささか疑問です。
しかも、大手音楽教室のグループレッスンの場合、
テキストやカリキュラムがあらかじめ組まれており、
受講者の上達度に関係なく、毎回テキストをこれだけ進める
というノルマがあったりします。
だからレッスン自体は簡単。音大生とかでも出来ます。
例えば60分レッスンで6人受講者がいれば、
1人を相手にする時間は10分。レッスンの初めや
終わりにコメントする時間をマイナスしたら
1人に対して10分以下しか個別に見る時間はありません。
出来るようにさせる所まで持っていくのは大変です。
指摘くらいで終わるのが実際のところだったりします。
講師にとっては楽でしょう。
受講者にとっては?です。

ア・ミューズに大手音楽教室から生徒さんが流れてきます。
『実は基礎奏法が出来ていない』とか
『レッスンについていけなくなった』とか
『ジャズでアドリブをやりたい』とか
『テキストの曲以外でやりたい曲がある』など
理由は様々ですが、こういったケースに遭遇するにつけ
その期間とお金がもったいなかったな・・・とつくづく感じます。
ひどいケースだと
『こんなリードとマウスピースではとてもじゃないけど音なんか出ない!』
とようなセッティングの方もいました。
私がこのセッテイングに対して講師は何も言われなかったのかと聞くと
『講師の方は時間が解決するとおっしゃってました』とか
『楽器を新しく買い換えてみたらどうですか?』といわれ買い換えましたとか・・・
・・・怒りすら覚えます。いくら商売敵でも酷すぎます。
そんな講師がいるんかと。


講師はまず受講者にマウスピースとリードのセッテイングに関して
きちんとその人にマッチしたセッテイングを薦めるべきです。
そして初めのうちはレッスンの度にリードがいいリードか否か
実際に吹いてあげてチェックすべきです。
初心者にリードの良し悪しはわかりません。
ましてやマウスピースとリードの相性などもわかりません。
(講師でもマウスピースのフェイシングとティップオープニングによる
リードのカット、サイズの関係がわかってない人もいるようですが)
講師は必ず受講生がきちんと音が出るセティングなのか確認すべきです。
だって音が出なかったらレッスン進まないし。
思いやりとか優しさではなく常識だと思います。

これもグループレッスンとテキストの弊害なんでしょうね。
前述の『楽器を買い換えたら?』など楽器店併設の音楽教室に
よくあるパターンですよね。講師にばバックマージン入りますから。
その受講生がトンでもない楽器使ってる場合は私も言いますが、
音が出ない原因をきちんと追究するのが先です。

ア・ミューズはこれからもマンツーマン、フリータイムというスタイルに
こだわります。これはポリシーです。
どこまで受講者の側に立ったシステムとサービスができるか。
これは大手音楽教室を辞めた時からの私の挑戦です。
posted by 網 渦男 at 19:24| Comment(2) | TrackBack(0) | レッスンに関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨年の記事に、それも全くの部外者がすみません。どうしても書きたくて・・・
ある楽器を大手楽器教室のグループレッスンで習い始めましたが、見事についていけず辞めました。

経験者はそのクラスに入ってもらうからぜんっぜん初めての方ばかりだとの説明でしたのに、全く違いました。何も知らないのは私だけでした。

底辺の私に合してくれるはずもなく、基本もろくにせずに曲に入っていくんですよ。結局、チューニングどころかチューナーの使い方もわかりませんでした。一応、聞いたんですよ。でも全く親切ではない応対でした。講師は素人の面倒見が良くないというか、チューナーの使い方もわからない者がいるのが信じられないのか、私があまりにど素人すぎたのか。

グループレッスンなんて、もうこりごりです。
ドレミから習えると思った私が甘かったのでしょうか。ただ見よう見まねでやっていただけ、個人レッスンに替われるなら替わりましたが、設定がないと断られました。

3人以上で開講する所でしたが、1人か2人でも開講させて、数か月経つとその前に始まったクラスに合併させたりすごかったですね。講師の方も前のクラスに追いつくような進め方をしなければいけないのは大変だと思います。

グループレッスンは経営する側からすれば、ものすごく都合がいいですね。人数が少なくなれば合併させられるし、途中からでも入れられる。個人レッスンは一人ということは変えようがないですから。

そのメーカーの楽器を買わなかっただけでも救いでした。講師は勧めなかったんですよ。小声でしたけど。それだけでも良心的でしたでしょうか。

マンツーマン、これは習う者からしたら理想的ですね。経営面からすれば、ものすごく損をされていると思いますし、個人レッスンは高い、これはよく聞くことですが、ただやっているだけのようなグループレッスンよりは、一人だけに目を向けてくれているレッスン、その方がずっと内容もあって上達も早いのではないかな、と素人は偉そうに思っていますが。

まとまりのない文章、すみません。削除していただいてもかまいませんので。



Posted by パセリ at 2010年02月04日 11:06
書き込みありがとうございます。
相変わらずバタバタしておりまして
お返事を書くのが遅れてしまいました。

パセリさん、大変でしたね。
せっかく楽器を習おうと期待に胸を膨らましても
教室の都合を第一に考えた経営方針ですと
そうなってしまうんですよね…。
そのギャップを講師がなんとか埋めようとしていれば
まだ、救いがあるのですが、
ただのアルバイト感覚だと、そこまで受講者側に
立ってくれないことが多いと思います。

ア・ミューズにもコロコロとクラスを変えられたり、
合併させられて全く自分のレベルに合わないクラスでレッスンを受けさせられ、
最終的に追いつかなかったり、不満だったりで
やめてしまった方々がたくさん流れてきます。

そういう教室に限ってウチよりも料金が倍くらいだったりするんですよね。

私も『こんなに高くても人が集まるんだ』
などと思って値上げしようかと一瞬思ったり(笑)。
まあ、しませんけど。

私が大手音楽教室を辞めた理由は
成績に適した給料をもらえなかった事と、
経営トップが生徒さんの目線を理解してなかった事です。
いろいろ提案したのですが、ダメでした。
まあ、私が提案したことを私をクビにしてから
やってますけどね(笑)。
あ、こんなこと書いたら危ないかな(笑)。
でも事実です。唖然としましたよ。

私はマンツーマンだからこそ
講師も受講者から多くを学ぶのだと思っています。
それを忘れ、レッスンをルーティンワークと思ったら
その講師に成長はありません。
それは教える技術的にも、知識的にも、人間的にも
また、音楽家としての能力もです。
私は練習時間のたっぷりあった学生時代よりも
自分の練習だけしていた社会人時代よりも
レッスンをしている現在の方が成長していると感じます。
もちろん絶対的な練習時間は少なくなっておりますが、
考えること、表現することの幅と奥行きを
今まで接した全ての受講者の方々から教わりました。

本当は教えられているのは講師なのです。
『我以外皆我が師なり』という言葉がありますが、
全くそのとおりだと思います。

パセリさんの様に辛い思いをした方が
少しでもいなくなるように
音楽教室も変わってもらいたいものですね。
あ、八王子の音楽教室がそうなったら
ウチもやばいか(汗)!
でも頑張ります。
切磋琢磨できればいいですから。

ウチの講師は皆私と同じ気持ちです。
採用の際にどんなに立派な音大を出ていようが
どんなに立派な肩書きがあろうが
基準はそこです。
八王子では皆一番の講師だと思っております。
手前味噌ですが(笑)

ともあれパセリさんがまた楽しく
有意義に音楽を愛していけるようお祈り申し上げます。
書き込みありがとうございました。
Posted by 網 渦男 at 2010年03月01日 20:27
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