2015年01月14日

ツーファイブ攻略法

『ジャズのアドリブにおいてツーファイブを攻略する方法を知っていると大変有利(便利)である。』
この観点の成否は別として、大半の人はうなずけるのではないかと思います。

言うまでも無く、ジャズのアドリブというのはその曲(素材)のコード進行を基に、
即興で旋律(メロディー)を作曲していく行為ですが、『何でもあり』という事ではなく、
その旋律がそのコードのサウンド(共演者が出している音)に

『いい感じ』

『あれれ?』

な感じかで
『イェ〜イ!!』 か『やってもうた』に分かれるという
非常にシビアな行為なのです。

モーツァルトとかベートーベンはいいよねー。
書いて弾いて試してから発表できたから(笑)
ジャズはそれは無しです。厳密には。

そんでもってその『やってもうた』というリスク回避の為に便利なのが

『ツーファイブフレーズ』
よく売ってますね。

『最強フレーズ』とか

『セッションで役立つ』とか

『これさえ覚えれば』とか。

まあビジネスですのでキャッチコピーって大事ですけどね。

どーなんでしょう?

私なんぞ、ひねくれてますから
『そんなんやったらその本買った人みんな同じフレーズプレイしちゃうじゃん』
とか思っちゃうんですよね。

というかその前にそんな胡散めんどくさい本買わなかったりして(笑)
最強か便利かは主観じゃね?とか思っちゃうんですよね(笑)
ま、大先輩が言うのだからそうかもしれないんですけど。

なんかジャズって言語と似ているとよく言われるし、私も同感なのですが、
我々日本人て中学高校、人によっては大学でも英語勉強してきたじゃないですか?
最低3年、多い人で6年以上。
そんでしゃべれる人どのくらいいます?

あと旅行英会話とかビジネス英会話とかの例文集ありますよね?
あれでどれくらいコミュニケーション取れんですかね?
案外
『How are you,today?』
『I'm fine thank you.and you?』
ならできるけど、
『Hey,man,what's up?』って訊かれたら
???????ってなるんじゃないですかね?

お水一杯もらいたいんだけど・・・

Will you give me a cup of water?
Would you give me a cup of water?
Can you give me a cup of water?
Could you give me a cup of water?
Do you mind give me a cup of water?
Would you mind give me a cup of water?
Please give me a cup of water?


いったいどれ〜???!!!!みたいな(笑)

私なら『ワラ』の一言です(笑)
あえて『ウォーター』でも『water』でもなく(笑)。

命令調で失礼なら懇願したボディーランゲージと一緒に。哀れな東洋人を演出して(笑)

そこからだんだんと言い回しが増えていくんでしょうね。経験して。
あ、この場合はWill youだなとか。
ここはCould youだろ?とか
Will you pleaseとかアレンジしてみようかな?とか。

でもみんな最初から『例文集』買っちゃうんですよね。
で、willとwouldの違いも体験してないからピンと来ないし、難しいから覚えられない。


ジャズの場合も同じようなことが言えるかもしれませんね。
『ツーファイブフレーズ集』、便利ですよ。できたら。

でも#11や♭9、ディレイドリゾルヴのサウンド体験、認識してる訳じゃないから
カッコイイフレーズほど覚えられない。
オルタードなんか覚えようと思ってもまず無理っす(笑)。

で、頑張って仕込んで、セッションでプレイしようとしても、
ちょっとサウンドやテンポが違ったギャップでパニクって
結局仕込んだフレーズをプレイできず。
ってパターンが多いんじゃないですかね?

私は『ツーファイブフレーズ』ってコピペだと思ってます。
つまり便利ですけど『血肉化』した上で使うなら自分の表現になりうる。ってことですね。

で、その血肉化っていうのもいろいろ考え方があって
ひとつは

『自然に自分から湧き出てくるくらい覚えたら』

って言う人が多いです。

でも、私は違いますね。
私は

『どうしてその言葉を使ったのか一言一句説明できる』

って言うレベルです。

つまり、昔『チョベリグ』ってありましたよね?(笑)
これを

『超・very good』の略で『チョベリバ』の対義語。

くらい解ってんなら血肉化してるってことです。

でも『チョベリグ』って文字だけなぞってて意味を間違えて使ってたら

KY
ですよ。

あ、話がややこしくなってきました(笑)

だから『ツーファイブフレーズ集』も自分でアナライズして
理解したうえで覚えるべきですよって事です。
大抵その手の本は譜例しか書いてないですから(笑)。

自分で意味解ってないフレーズプレイして演奏で何を伝えたいんだろう?
って思っちゃいます。
シンプルなフレーズでも自分の言葉でプレイすべきと思うんですよね。
相田みつをさんみたいに。
mituwo.jpg
な〜んつって。

・・・・・・さ〜てと、パーカーオムニブックでもさらおっかな(笑)
posted by 網 渦男 at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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