2016年02月06日

ジャズのアドリブと教則本

先程、サックスの体験レッスンを終えました。
久々の女子大生!(笑)からの申し込みだったため、
今日までガッツリダイエットをし、
朝はアロマを炊いて1時間半身浴、
昨夜は顔にたっぷりと化粧水を塗って、
お肌の保湿も抜かりなく臨んだのが功を奏したのか、
即決入会となりました(笑)。


冗談はさておき、
彼女は某大学のビッグバンド出身(今はやめている)で
アドリブに苦労した経験から
『いつかはちゃんとアドリブができるようになりたい』
と熱い思いがあっての体験レッスンでした。


彼女なりにさまざま理論書を
買っては読みあさり、理解できなくて、
今度はソロコピー集を
買っては暗譜し、
でも、セッションでそれも役立たず、
いっこうにアドリブができないという
ジレンマと戦っておりました。


私にとって最高のお客様です。
こんな人の為に教則本を書きました。→教材販売ページ


多くのアドリブ教本は
解りにくい理論的説明と
1コーラスの参考ソロ、ないし
ツーファイブフレーズ集くらいしか
載ってません。


ジャズのアドリブは
英会話のマスターに例えられますが、
英文法の教科書と英文学で
英会話をマスターできる人は稀です。


アドリブとは
『瞬間的な作曲』であるなら、
世の教本はもっと『作曲法』について
もっと触れられるべきです。


モチーフの転回方法や
起承転結の付け方、
叙景的、叙述的、叙情的なアプローチ、
テンションとリリースのバランスと構築。


これらのノウハウを知っていれば、
高度な理論、技術はなくとも
クオリティの高いアドリブは出来るのです。


彼女に『枯葉』を使って、
『今、失恋のどん底状態の枯葉(現在形)』と
『もう立ち直った過去の失恋話の枯葉(過去完了)』を
アドリブで比較してプレイしました。


目からウロコを落として頂きました。


音楽とはそういうものです。


覚えたフレーズをプレイするのも大事ですが、
『何を伝えたいか?』は
もっと大事です。


私は多くのジャズマンからそれを学びました。
それを私の受講生に伝えていきたいと思います。


ともあれ、
女子大生万歳!(笑)。
posted by 網 渦男 at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月21日

マイルスとカツカレー。

今日、レッスンの際にテナーサックスの生徒さんに
Autumn Leavesのソロを作るように課題を出しました。

私の書いた教本に則り、
私が指定した『コマンド』に従って
ソロを書くようにと言ったら、

彼はFMaj7のコード上で
【Chord Down】というコマンドに対して
『ファミドラ』という下降形を書こうとして誤って
『ファレシソ』とG7の構成音を書いてしまいました。

彼は『あ、間違えました!』と気がついたのですが、
私は『間違えではないよ、アッパーストラクチャーだよ。』
と言って
Somethin' Elseのマイルスのソロ聴かせながら、
マイルスのプレイを分析し、説明しました。

『G7上にCのトライアドをプレイするとこう響くのだ』
という事を感覚的に理解して欲しかったのです。

そこで彼は言いました。
『どうしてマイルスはG7でドミソを吹いたんですか?』

私はマイルスの意図はわからんが…と前置きしつつ

『とんかつがすごく好きな人がカツカレーを作ったら
カツがデカくてカレーソースのカツライス的になるでしょ?』

と苦し紛れに答えたら
『あー、なるほど!そーゆー事ですか!』
と腑に落ちたようであった。

カツとカレーはダイアトニックな関係なのだ。
posted by 網 渦男 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月14日

マイケル・ブレッカーとその後日談。

昨日の記事のその後の話を書いておこうと思います。

2002年の東京ジャズで叶わなかった
マイケルとの出会いはその年の秋の
『富士通コンコードジャズフェスティバル』
で新たな展開を向かえることになる。

リガチャー製作者のK氏から私に
マイケルから
「今度はオットーリンクのラバー用のリガチャーを選定して欲しい」
と連絡が入ったのでまたお願いしていいか?
と申し出があった。

私的にはまず
『マイケルがラバーのマウスピースを使うのか!』
というショックがあった。
彼のマウスピースはトレードマークとも言えるほど有名な
『メタル製のデイヴ・ガーデラ』だったからだ。
聞けばレコーディングではたまに使う事があるらしい。

私は当時のマイケルのアルバムの方向性から
『彼はコルトレーン的なサウンドを求めている』
と判断し、前回同様、3つのタイプのリガチャーをオススメした。

今回は直接会いたいと思い、K氏に
『私が直接説明したい』とお願いし、
『それでは予定が決まったら連絡する』
という事になり、私は連絡を待っていた。

何の連絡もないまま、
富士通コンコードジャズフェスティバルは終った。
私は仕事で会場にいけなかったが、
程なくしてK氏から
『シトウくんが1番に勧めたヤツ、マイケルは気に入って買っていったよ。』
と事後報告があった。

私が直接マイケルと会えるはずのチャンスは
マイケルとK氏との対談と言う形になって
後に某雑誌で目にすることになった。

そこにはそのリガチャーを褒めちぎるマイケルと
私が設計したストラップをマイケルにプレゼントするK氏の
写真が大きく掲載されていた(笑)。

ともかくもマイケルは私の選定したリガチャーを
2度も気に入ってくれたのだ。

ジャズを始めたと同時に、
憧れたマイケルは
私の大学時代の最大のモチベーションであった。

このリガチャーのおかげで
それに対するお礼が
出来たような気がするのだ。

ありがとう、ブルズアイ。
あ、言っちゃった!(笑)
posted by 網 渦男 at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月13日

マイケル・ブレッカーの命日に。

今日はジャズテナーのイノベイターである
マイケル・ブレッカーの命日である。

現代、ジャズテナーを志す者で
彼の影響を受けていないと言う人は
ほとんどいないであろう。
私も世代的にはフュージョンど真ん中世代より
少し後の世代だが、
ちょうど大学時代にブレッカーブラザーズが
再結成したというタイミングであったから
当然、ガチンコのマイケル信奉者である。

サークルに入って間もなく、
サキコロよりもマイルスよりも先に、
先輩に『Steps Ahead』のLive In Tokyoのビデオを
無理やり見せられ、すっかり洗脳されたクチだ。

それからFのブルースをやるよりも先に
Straphangin'のソロをコピーし、
出るはずも無いフラジオ(高音域)や
ワケのわからない替え指ばかり練習しするという
アホ丸出しの1年間の過ごしたのは
今となっては甘酸っぱい思い出だ。

思えば、彼の難易度の高いフィンガリングや
奥深い理論に裏打ちされたインプロヴィゼイションの
表面だけをなぞって悦に入るというのが
私の大学4年間だったように思う。

それほど彼の存在は大きかったのだ。
彼は私のアイドルであり、ヒーローであった。

大学を卒業し、紆余曲折を経て、
幸運にもサックス講師の仕事を始め、
独立し、今の教室が軌道に乗り始めた頃、
私の人生にとってスペシャルな事が起こった。

独立以前、2001年くらいだったか、
今では有名となったとある
リガチャー(留め金)製作者と
私は商品の試作を重ねていた。
その方はサックス奏者ではないので
私や私の師匠の意見を聞きながら
商品開発をしていたのである。

今だから言えるが、私の生徒さんは
『絶好のモニター』であった。
なぜなら、プロはどんなセッティングでもある程度
コントロールして吹いてしまう。
アマチュアほど道具の少しの違いで
出来る出来ないの違いが大きいからだ。

そんな事でそのリガチャーは
『アマチュアでも手軽に音色が変わり吹奏感が変わる』
という事で飛ぶように売れたのだ。

サックスと言う楽器はネジ1本で大きく変わる。
そのパーツのサイズや素材、メッキの種類を
私と私の師匠は幾度もテストを重ね、
様々なラインナップを開発するのに尽力した。
私はホームセンターで部品を買い漁ったり、
時には図面すら書いたのだ(笑)

そんなこんなで出来たこのリガチャーを
あのマイケルが来日中に試したいというオファーがあった。

製作者のK氏は私に選定を依頼した。
私は第1〜3まで3種類のオススメのタイプを選び、
それぞれ英訳のコメントをつけてK氏に託した。
1番のオススメはその時、在庫がなかった為、
私が使っていたモノをそのまま渡した。

結果は予想通り私が1番に勧めたものを
マイケルは選んびそのまま帰国した。
つまり、マイケルはその後、
私の『お下がり』を使ったことになるのだ。(超自慢!!!!)

話はそこで終らない。
2002年の夏、私の携帯に知らない番号から
着信が入る。

『シトウさんですか?
私はマイケル・ブレッカーのコーディネイターだが
マイケルさんが貴方に会いたいといっているので
東京ジャズに来て欲しい、なんなら招待するので』

私は丁度、東京ジャズ(第1回)のチケットを買っていたので

『もちろん行きますが、どうすればよいですか?』

と聞くと

『公演が終ったらまた電話するので待っていて欲しい』

と言われた。

先般のリガチャーの推薦状に
私は名前と携帯番号を書いておいたのだ。

私は胸躍る気持ちで私の生徒と東京ジャズに行った。
この日のステージはスペシャルで
ハンコック、ショーター、マイケルというラインアップである。
公演を聴くだけでも卒倒モノなのに、
その後マイケルと会ったら、
私は死んでしまうのではないかとさえ思った。

公演が終わり、聴衆がぞろぞろと帰途へ着くスタジアムの片隅で、
私は生徒さんとひたすら待った。

もう、終電が危うくなる頃、
私の携帯が鳴った。
『すみません、今日はウェインさんの誕生日で、ホテルでパーティーが行われるため、
マイケルさんはそちらに出席しなければならず今日かお会いできなくなりました』

私はウェイン・ショーターの誕生日を生涯味忘れないであろう。
posted by 網 渦男 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月16日

フランスのテロに思う。

今年の4月30日に今、
世界中が注目しているパリであるイベントが開催された。
ユネスコ主催の「International Jazz Day Global Concert 2015」である。

下に貼り付けた動画は2時間弱の長いものだが、
時間のある方は見て欲しい。
中でも圧巻なのは1時間27分くらいからの
ハービー・ハンコックのスピーチ以降である。

彼はユネスコのアンバサダーでもあり、
このイベントの総合プロデューサーでもある。

そのスピーチの内容は今現在、
この世界情勢において非常に示唆に富むものである。

彼の主張は理想論であるかもしれない。
しかしそんな批判は彼は百も承知である。
なぜならこの後に演奏される曲は「Imagine」だ。

彼は一貫して行動してきた。

「Possibilities〜可能性〜」

「Actual Proof〜実証〜」

そして

「Imagine Project」

ジョン・レノンがこの世を去り、35年が経とうとしている。
彼の理想はマイケル・ジャクソンに受け継がれたが、
マイケルもまた志半ばで天国に行ってしまった。

時代は益々ジョンやマイケルが命がけで警告していた方向へと向かっている。
彼らが叫び続けてきたように、だませれてはいけない。
聡明であらねばならない。そして行動し続けなければならない。

ハービーは行動の人である。
ジョンレノンと同い年、御年75歳であるが、
今尚、ジャズの、音楽の最先端、最前線を突っ走っている。

ハービーのスピーチの後、
ダフェール・ユーセフのウードによる独唱から
「Imagine」は始まる。

このコンサートの最も厳粛で感動的な瞬間だ。

ジョンやマイケル、ハービーに対するニヒリズムは
ダフェールの聖なる声によって一瞬で蒸発してしまう。

そして共演するミュージシャンに、観客に、
希望と勇気と何か共通の使命のようなものがシェアされていく。

イスラム教徒であるダフェールは今、何を思っているだろう。

世界中の名だたるミュージシャンと共演し、
忘れえぬ時を分かち合った地、フランスで
今、真逆の事が起きている。

音楽は戦争や陰謀に勝利できるのだろうか?
世界はひとつになれるのだろうか?




Imagine there’s no Heaven
It’s easy if you try
No Hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today…

Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace

You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will be as one

Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world

You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will live as one
posted by 網 渦男 at 04:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月07日

直感力を鍛える〜アドリブのヒントとして〜

直観力とは一般的に感覚的な判断、認識を意味しますが、
あまりに括りがデカイので
ここでは『インプロヴィゼイションの際の』と限定的に考えると

『今までの知識、経験から判断するが、
ミクロな視点からでなく、マクロにざっくりと瞬間的に判断する。』

と言う意味合いで述べることにします。

もう少し脳科学的に言うと

『左脳的(シリアル思考)でなく右脳的(ゲシュタルト的認識)に判断する。』

と言えるかもしれません。

さて、『感覚的』と言う言葉を使いましたが、
私は今までジャズのアドリブの際に
『ほぼ感覚的に』プレイしておりました。

勿論、若干の理論は持ち合わせていたので
全くデタラメではなかったとは思いますが(笑)
今の自分からみれば若い頃の私のプレイは

『オメーそれデタラメにも程があるぞ!』

とツッコミを入れたくなるようなプレイも多々あったと思います。

もしもタイムマシンがあったら自分に説教をしに行きたいくらいです(笑)。

若気の至りとは恐ろしいもので当時はそれで平気な顔をしておりました。
(関係各位にこの場を借りてお詫び申し上げます!)
若気の至り→https://www.youtube.com/watch?v=eFGXpFOCyDM


ところが2011年に脳卒中になり、『右脳』の一部を損傷し、
記憶障害、言語障害、左半身の麻痺という後遺症を患ってからは
いわゆる『手癖』によるプレイが出来なくなってしまいました。

学生時代から蓄積したロリンズやデクスター、コルトレーン、ゲッツ、
ブレッカーなどの数々のジャズマンのフレーズがプレイできなくなったのです。
頭の中にはありますがそれが筋肉に伝わらないのです。
運動記憶の遮断もしくは欠落です。

また単純なスケールやコードでさえ、
以前のようにスムーズにプレイできなくなってしまった為、
それらの断片を瞬間的に組み立てて、
抽象的なフレーズを作るという事が出来なくなりました。

ちょっと解りづらいと思いますので具体的に説明すると
『C7に対してC#dimの構成音で竜みたいにウネウネしながら上昇するぞ』
ってな事が出来なくなったという事です。(伝わるかな?)

これらは『竜みたいに』というくらいですから、
右脳の抽象フォルダに格納されていたのでしょう。

これを『ディミニッシュの転回形にからなる上昇形フレーズ』と名付けて
左脳の理系フォルダに入れておけばよかったのかもしれません(笑)

話を戻します。
『感覚的にプレイする』と言うのはこのような断片を総合的、
包括的に認識して再統合する作業です。
出来なくなってわかりましたが、
このような作業は右脳で行われているようです。

今、私はこのようなプレイを復活させるために、
左脳に名前の変更をして再格納する作業をしています。
リカバーできるかはわかりませんが(笑)。

右脳に問題の無い皆様は右脳に抽象的な名前をつけて保存してください。
なぜならプレイ中はおそらく
感覚的、抽象的思考をしていると考えられますから
右脳に主導権を握らせましょう。

直感的にプレイしたければ
『指の記憶』や『フレーズ集の何ページ何段目』という
記憶をたどらずに右脳に任せるのです。

勿論、右脳に格納されているモチーフの再現自体は
日頃の基礎練習の運動記憶から来る再現となりますので
基礎練習は大事なのです。

一流シェフもジャガイモの皮むきや玉葱のみじん切りの修行はしているのです。
プレイに直結しない練習は無駄で自己満足なだけです。

12スケール20回やったぞ!と回数や費やした時間に満足せずに、
どんなコードが来ても瞬時に
スケールを対応させるスキルを身に付けてください。

それらのモチーフを直観力、
言い換えれば右脳のゲシュタルトで再構成して
フレーズを紡ぎましょう。

このトレーニングは楽器が無くても頭の中で可能です。
私は受講生に曲のコードが書かれた白紙の五線紙を渡します。
そして音符でなく、蛍光ペンなどで線や図形を書かせます。
上り坂、下り坂、ジグザグや渦巻きなどです。
それがアドリブの『青写真』『発注書』となります。
そのオーダーに基づいてモチーフをフレーズ化するのです。
緩やかな傾斜ならスケール、急な傾斜ならコードとなります。
そのように『何を表現したいか?』が決まっていれば戸惑う事は無いのです。
このトレーニングは右脳を使います。
音を視覚化するのです。

普段から、直感、右脳を鍛えるとこの作業のクオリティは上がります。

私は右脳のパフォーマンスを上げるのに心がけている事は以下のような事です。

直感が冴える条件。
1、リラックスする。
2、潜在意識(無意識)を信じ、優先する。
3、未知を恐れない。
4、執着せず、欲張らない。
5、多様な価値観(オープンマインド)を持つ。

…何か仏教の修行みたいですね(笑)

そしてこれら↓は日常で出来るちょっとした事です。
1、いつもと違う選択(冒険)をする。
2、アホな事に夢中になってみる。
3、自己肯定する(俺サイコー)。
4、常にアウトプットする。
5、あえて脱線してみる。

…こちらは何か関わると面倒くさそうな人みたいですね(笑)

あ、そうそう、最後に脱線します。(笑)
先日、あの伝説的番組『ヨルタモリ』が終了し、
新番組『ウタフクヤマ』が始まりました。
ヨルタモリ39回目のゲストで出演した福山雅治とリリーフランキーを
メインMCに据えての音楽&トーク番組です。

この回は宮沢りえがいなかったので製作側としては、
10月からの『ウタフクヤマ』の様子を見たかった回だったのかもしれません。

どんな感じか見てみました。
日本の女性の大半を締める福山雅治ファンの方は
素の福山氏が語り、歌うこの番組を見て満足した事でしょう。

しかし私はあまり面白くありませんでした。
台本や展開が見えてしまって、脱線も無く、
トークも全く持ってつまらなかったのです。

まあ、30年以上にわたって『いいとも』のMCを勤めてきた
タモさんと歌手で俳優の福山氏を比べるのは酷ですが。
私は『ウタフクヤマ』を見ていて
ほとんど右脳が刺激されなかったのです。
淡々と理路整然として。
福山氏がマジメだからでしょうか?

ポップスのホーンセクションの譜面をプレイしているみたいで
刺激が少なかったのです。
脱線やナンセンス、シュールやワルノリも無し。
何もハプニングしないうちに終了してしまいました。

福山雅治は私の中ではジャズな人ではなかったのです。



posted by 網 渦男 at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月05日

ジャズな人とは?

かなり久しぶりの投稿となってしまった(笑)。

実は子供が産まれたり、教室のリニューアルがあったり、
教則本の製作にかなり手間取っていた為である。
いざ完成したと持っても訂正や本文の追加、付録の追加などが
予想以上に多くなってしまった。
値上げしたいくらいである(笑)。

また、タイトルを決めるのにも
あーでもないこーでもないとずいぶん悩んだ。

検索しやすいタイトルにすべきか?とか、
購買意欲をそそるタイトルにすべきか?とか、
売れてるノウハウ本のタイトルをパクろうかな?とか(笑)。

熟考の末、やはり嘘偽りの無い(当たり前だが)言葉にしようと思い、
『ジャズ道場』というタイトルに決まった。

実際、ジャズのマスターには
難解な理論の学習や演奏技術の地道な鍛錬は必要であり、
お手軽に自分の望む結果を得られる事などまず有り得ないからだ。
そんな意味をこめて『ジャズ道場』と体育会系的にしてみたのだ。
(実は私は小学生から中学まで柔道をやっていた)

『ジャズ道場』と言うからには『柔道』や『剣道』のように
『ジャズ道』と言う『道』があたかも存在しているのが前提となっているのだが
果たして『ジャズ道』とはどんな『道』であろうか?
古今東西のジャズメンはこの道の探求に
その生涯を費やしているといっても過言ではない。

『ジャズとは何か?』という定義は、それこそ今まで数多くの批評家や評論家、
ジャズミュージシャン自身がしてきているだろう。

なのでここでは『私が思うジャズ』というス〇ィングジャー〇ル誌に寄稿される
ありきたりなエッセイのタイトルのような視点から書いてみようと思う。

私の尊敬してやまないミュージシャンの一人に
森田一義(通称タモリ)という方がいる。
氏はその伝説となるであろう『ヨルタモリ』という番組において

『ジャズというジャンルはない。ジャズな人がいるだけだ。』

という名言を残している。

なるほど。かのマイルズもジャズとカテゴライズされるのを嫌った。
ではジャズな人とはいかなる人か?
番組の中で同氏は『スウィングしている人』と言っている。
ラーメン屋のオヤジでもスウィングしてればジャズなのだと。

ここで

『ラーメン屋のオヤジはインプロヴィゼイションをするのか?』

という疑問が発生する。

確かに、ラーメン屋のオヤジに
『ふわとろ卵のオムライスを作ってくれ』と頼めば、
そこそこのクオリティのものを作ってくれるかもしれない。

なぜならラーメンを作る所作が人を魅了するほどスウィングしているくらい
充分なキャリアとセンスを持っていると推測されるからだ。
おそらくはその『まかない』も旨いであろう。

しかしどうであろう?
森田氏にとってジャズな人とはインプロヴィゼイションの有無でなく、
自分のスタイルを持ち、それを自らも楽しみ、
周りの人をも魅了する人という意味ではなかろうか?
森田氏はこうも言っている。

『ジャズな人って言うのは向上心の無い人のことなんだよね。』

つまり目標を設定し、それに向かって努力をする人でなく、
それが好きで好きでたまらなくて、それに没頭して
結果、卓越したスキルを身につけ、人々を魅了する人という事であろうか。

そう考えると私が常々思っているジャズ道というイメージと
しっくり重なるのではないかと共感したので
以下に『私が思うジャズ』な人のポイント、条件を上げていこうと思う。

1、無条件にカッコイイ。
  無条件にというのはそれが音楽理論的にOKかNGかとか
easyか高尚かは関係なくという意味合いだ。
  たとえばデズモンドの『プフゥ〜。』ゲッツの『バホッ!』、
  ショーターの『ピギャー!!』もロリンズの『ドッドドドー!』も
  理論はともかくカッコイイのだ。

2、他の追随を許さない。
  たとえ同じようなスタイルの人が他にいたとしても
  レベルがダントツでぶっちぎりという意味。
  松崎しげる氏などは『声量がハンパ無い色黒な人』という
  複合ジャンルにおいては他の追随を許さない域に達している。

3、印籠を持っている。
  水戸黄門の印籠のように鉄板ネタを持っているという意味。
  ナイツの漫才の『ヤホー』、ダンディ坂野の『ゲッツ!』のようなに、
  鮮度も関係なく安定しており、そのネタ(フレーズ)とその人が
  すでにイコールと言えるほど認知され、且つ求められている人。
  いわゆる『パーカーフレーズ』、『ブレッカーフレーズ』見たいなもの。

4、リスキーである。
  たとえば江頭2:50氏のように先が読めず、
  破綻すら内に秘めた緊張感に満ちている人。
  先のダンディ坂野氏らとは真逆のテイストの人である。
  60年代のロリンズや晩年のコルトレーンのような人。

5、独自の世界観を持っている。
  上記の全てに当てはまるかもしれないが、
  その存在自体がワンアンドオンリーで、
  何をやっても成立してしまうくらいのエネルギー、
  プレゼンスを持っているマイルスや現在のショーターのような状態。

以上、あくまで私個人の考えるジャズな人の条件であるが、
こんなことをあげつらうと
『素人にこんな条件満たせるか!』
とのご意見も有るかと思う。
『ジャズ道場』を購入し学んだ所で、
こんなに敷居の高いところに達するわけが無い。
と諦めてしまうかもしれない。

確かに、多くのジャズマンは
演奏技術や感性を長年、研ぎ澄ました結果、
このような境地に達するのであろう。

が、しかし、アマチュアであっても、高い演奏技術が無くても、
独自の視点、アプローチによって
インプロヴィゼイションをする事は可能である。
全ての人がマイルスやショーター、コルトレーンの様に
複雑化と高度な技術→抽象的でシンプルな表現。
という過程を経なくても良いと思うのだ。
ピカソでなくジミー大西もありなのだ。

ジャズとは個人の内面を吐露する音楽だ。
先人の言葉を学ぶ事は大事であるが、
先人の言葉を全て覚えなくても良いのだ。
ハンコックの言葉を借りれば、

『脳の記憶を司る部分に手術を施し、または筋肉の記憶を遮断し、
脳の働きより直感を優先させること』

である。
であるならば、アマチュアジャズマンが為すべき事は自明である。
『直感(観)力を磨け』だ。

次回はその『直感(観)力』を磨くためには
何をすべきかについて書きたいと思う。




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2015年04月11日

八王子ベリーダンスクラス新規開講にあたって〜本来のベリーダンスとは〜

八王子のア・ミューズでベリーダンスを新規開講する事になったのですが、
今までベリーダンスと言うとセクシーな衣装で
官能的なダンスを踊るというイメージが強かったので
『ここ八王子では反応はどうであろうか?』と一抹の不安がありました。
都内では『女子がやってみたいダンス人気No.1』というデータが有りますが
八王子の女子は果たしてそこまで進んでいるのか?(超失礼)
というのがネックでした。
しかし、実際に講師の方に話をうかがったり、調べたりしてみると
ベリー=セクシー、露出が多い。は誤解でした。
ベリーは主に中東地域で発祥、発達した舞踊ですが、
あちらは『女性は肌を露出しない』が基本ですよね。
顔すら出す事が許されないことが有ります。

で、調べてみるとあのセクシーなイメージは
インドで作られたベリーのスタイルであったり、
欧米で発達した『キャバレースタイル』というショー向けの
ビジネススタイルだったのですね。

元々はエジプトなどの中東で、『神に捧げる踊り』であったり
ジプシーの間で発達した『女性の日々の暮らしを象徴する踊り』であったそうです。
特に『ベリー』と言うのは英語で『腹部』という意味ですが
『ベリーロール』というベリーダンス独特の
『お腹の筋肉の波打つような動き』は
出産の為のトレーニングの意味合いもあったようです。

都内では『女子力がアガル!』という事で若い女性にはやっているようですが
アメリカではセレブの間のアンチエイジングとしても人気があるようです。
何でも女性ホルモンの分泌を促し美肌や女性らしいボディラインを作るのだとか。
確かに『くびれ』が出来そうな動きが多いですよね。

という事で他にもベリーの効果効用を調べてこちらにまとめました
ご興味ありましたら是非ご覧ください→八王子ベリーダンスクラス
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2015年04月10日

大野俊三ジャパンツアー2015八王子公演

前回(2012年)に続いて今回も
大野俊三氏の日本公演のお手伝いをさせて頂く事となった。

思えば前回の公演は私自身が左半身不随の状態であった。
使える右手で原付を運転し、自作のチラシを
八王子市内にポスティングしまくった。

当初はある団体の理解と協力が得られるかと
若干の期待をしていたが、
ある些細な勘違いから、
その団体からは協力どころか
『不買運動』を起こされ、
プロモートは前途多難が予想された。

本来はその団体の方が喜んでいただけるのではないか?
との思いで八王子公演を決めたのだが、
残念な結果になってしまった。

なので私は、一般の方々に宣伝しまくるしかなかった。
とは言っても八王子全戸を廻ることなど不可能である。
特にあの時は急遽決まった追加公演であり、
私一人では時間的にも物理的にも限界があった。

そこで私はこう考えた。

『どんな人に俊三さんの演奏を聴いて頂きたいか?』

私はある先達の言葉を思い出した。

弟子に、世界平和とはどのような状況をいうのか?
と質問されたその先達は

『普通のご婦人たちが井戸端会議で芸術について語りあうこと』

と答えたという。

私は決めた。
大野俊三という人を知らない人に向けて宣伝をして行こう。
どうせ時間はない。この興行で収入は得られないかもしれない。
ならば『何が大事か』フォーカスしてそこに集中しよう!

私は『儲け』ではなく『意義』を選択した。
結果はこちら→http://a-muse.seesaa.net/article/273876099.html
に書いた通り大成功だったのだが
『儲け』は無かった(笑)。

さて、前置きはこのくらいにして
前回の公演終了後、ロビーにて
埼玉から呼んだ私の母親を大野氏に紹介させて頂いた。

感動で涙ぐむ母に大野氏から
『息子さんの体が復活したら今度は是非息子さんと共演しましょう!』
と言葉をかけて頂いた。

私は失礼ながら老婦人を気にかけた俊三さんなりの
単なる『リップサービス』だろうと受け止めた。

なぜなら当時の私は左手は麻痺、呼吸障害もあり、
とてもサックスなど演奏できる体ではなかったからだ。
しかもリハビリに通うお金の余裕もなく、
プレイヤーとして復活する希望など完全に失せていたのだ。

だが、3年後の本年5月。
私はビッグバンドの一員として俊三さんとの共演を果たす。

私が諦めていた約束を
俊三さんが果たしてくれたのである。

さらに言えば私が初めて大野俊三という人を知ったのは
中学生の時であった。スーパーサウンズというバンドで来日し
サックスを買ったばかりの私は
憧れの眼差しでその演奏を見ていた。
『いつかこの人たちと一緒に演奏したい』
そんな風に思った記憶がある。
中学生の淡い夢であった。


人の運命とは不思議なものである。
何気ない出会いや
ささいな言葉の交流が
人生を大きく変えることもある。

それらはきっと小さな点のように見えるかもしれない。
その点をどう受け止め、他者と自身の為に
どうリンクさせ、運命という糸で紡いでいくのかが
人生の醍醐味であり、ドラマであるのかもしれない。
偉大な哲学者は言った。
『君よ、人生のドラマの主人公たれ!』
5.15も私にとっては小さな点かもしれない。
が、今度は私がこの点を他者との関係において
意義あるものに変えていきたいと思っている。

そう考えながら共演する曲のアレンジの
1音1音を紡いで行こうと思っている。
それでは皆さん、5/15の18:30、
八王子いちょうホールでお会いしましょう!
ライブ告知サイト→http://amiuzuo.wix.com/shunzoohnolive
posted by 網 渦男 at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月19日

マイルスとタモリと松本人志。

ブルースのアドリブのレッスン中に、
即興とリックの話になった。
ツーファイブを教える必要があったので
『この9〜10小節目のA-7D7は、せっかくだからリックを覚えてみようか?』
という事である。(Gのブルースの時)

私は初心者にはたいてい
Gのブルースなら1〜8小節目と11〜12小節目は
ブルーススケールで自由にやってもらって
9〜10小節目でリックを覚えてもらう。

リックを覚えさせたいのではなく、
リックを通してツーファイブの概念や、
ドミナントモーションの響きを感じて欲しいからだ。

そこから理論の話に入っていけるし、
受講者の歌心を尊重した上で、
リックと言う伝統手法を教える事が出来るからだ。

ブルースにしてもスタンダードにしても、
アドリブとは自己表現であり、
蓄積したフレーズの再生ではないと思っている。

それらの概念を説明するのに
私はしばしばインプロビゼイションをお笑いに例える。

@セッションで教本で覚えたソロをそのままプレイする。
 →落語

Aツーファイブのリックをメインにプレイする
 →漫才

B即興にたまにリックを入れる
 →ガキの使いの松っちゃんのハガキトーク

私はBのスタイル好きだ。
松っちゃんは天才ではないと思う。
数え切れないほどのお笑いのパターンを研究してきたにちがいない。

よく、他人のお笑いの手法を見てコメントする際に、
その分析の鋭さにハッとする事があるからだ。

お笑いにも様々なスタイルや手法が有る。

ボケとツッコミ
三段落ち
出落ち
ノリツッコミ
例えツッコミ
一人ツッコミ
天丼…etc.

松っちゃんがよく言う言葉に

『テンションとリリース』

がある。

全く同感で、
私も音楽を『テンションとリリース』で
無意識に良し悪しや好き嫌いを判断していたりする。

その基準は音楽のジャンルを問わない。
クラシックであってもポップスであってもだ。

バッハにもアナ雪にもミスチルにも当てはまる。
『テンションとリリース』が絶妙な曲はヒットする。

それが人の心を聞き込むのだ。

私はジャズを『研究する時』は
スティットやモブレイ、デックスなどを聞くが、

『音楽に浸りたい時』はマイルズやハービー、
そして近年のウェインなどを聴く。

お笑いもそうで、
『感性を磨きたい時』は松本人志系のものを観る。
大喜利やIPPONグランプリなどだ。

一方、『形式や分析をしたい時』は
落語やナイツ、パンクブーブーなどを観る。

ちなみに、大好きなロリンズは…
漫才と松っちゃんの間くらいかな(笑)

感覚でいうと『タモリ』は『マイルス』に近いかもしれない。
知的で、シュールで、奥深く、
独特の世界観がありながら
ポップでヒップだから。

ヨルタモリは週末の楽しみだ。
そのマイルズとタモリの対談がこれ↓



あのタモリがド緊張してギクシャクしているのは
タモリも早稲田のジャズ研で
トランペットを吹いていた訳で、
マイルズはいわばタモリにとって
『神様』だからだ。

マイルズはインタビューにはあまり応じない。
警戒心が強いからだ。
なのでこの映像は貴重である。

そして、偶然にもタモリはこの対談の中で
『緊張からの解放』(テンションとリリース)
と発言している。

そのふとしたセリフから、
私はタモリのお笑いのセンスと
マイルズに褒められたジャズを聴く耳とは
無関係とは思えないのだ。

posted by 網 渦男 at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月29日

ジャズアドリブ理論講座〜フレーズの作り方〜

ジャズの理論書などを勉強して
とりあえずコードに対してどんなスケールが使えるか?
これを『アベイラブルスケール』といいますけども、
その『使える音』は解ったけど、
そこからいったいどうやってカッコイイフレーズを作ればいいの?
って悩んでる人、多いですよね?

つまりスケール→フレーズに

『発展させる過程』

がわからない!
という疑問ですよね。

でも、それは当然なのです!
巷の多くの教本は、肝心なその過程を、
はしょって書いてないんですから

大抵の教本はスタンダードの各コードに
アベイラブルモードが
ドリアンとか
ミクソリディアンとか書いてあって、

次のページにはもう、その著者が書いた
『参考アドリブ』がなるものが書いてあるだけ。

そんなんばっかりですよね?

そんな風にかかれると

『これを全部暗記してセッションでそのまんまプレイするしかないんか?』

と不安になるか、
『やっぱりアドリブって天性の才能がないとできないのか…』
と挫折するか、

『フレーズ集』や『ソロコピー集』買って

『何百もフレーズ覚えないとダメなの?』

と気持ちが萎えるかのいずれかです。



この動画ではその『はしょられてる過程』
を段階的に、
解りやすく解説してみたいと思います。

ちなみに動画で取り上げている方法は
様々あるジャズのアプローチのひとつで、
私が15年以上、レッスンをやっていて

『初心者に最も効果がある』

と検証済みの方法です。

ですからこれがジャズのアドリブの方法の全てではありませんので、
その点はご理解いただければと思います。

posted by 網 渦男 at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月19日

ツーファイヴフレーズのアナライズ

先日このブログで『ツーファイブフレーズ』ってどうよ?的な
世界中のジャズミュージシャンを敵に回すような発言をしたんですけども、
早くも賛否両論の意見を頂きまして(笑)

『非常に共感します』とか

『実際、ツーファイブフレーズがないと成立しないんじゃね?』とか

『お前はマイルスにでもなったつもりか?』とか(笑)

さまざまなご意見、誠にありがとうございます。
あの記事にも書きましたが、
私はツーファイブは否定しているわけでは有りません。
ただ『意味も解らず丸覚えするのはいかがなものか?』
と申したまででございやす。

前の記事の例でいうと
『Could you give me a cup of water?』とか事前に覚えても
旅行先ではシュチュエーションが様々です。
この場合は
Can youだっけ?Will youだっけ?
Could youだっけ?Would youだっけ?
とか頭の中ぐるぐる回って結局しゃべれない的な(笑)

でもこれを、
コップ1杯の水をもらうのに、
相手が友達なのか?
お店の店員なのか?
赤の他人なのか?
によって
『やってくれる意思があるのか否か』を聞くのか
『依頼できるの範囲か否か』を聞くのか?
『無理なお願いなのか?』で
willなのか?canなのか?pleaseつけるべきか?

そして過去形にすることで敬語にするのか?しないのか?
あの『ご注文は以上でよかったでしょうか?』っていう
謎の『過去形による敬語変換』ってやつですね?
そういう仕組みや用途を覚えると、
いざその時になっても使えるわけですよ。

Could you marry meっていわないよな(笑)とか
ま、いう場合あるかもしれないですけど(笑)
相手によっては(笑)

なんかインチキくさい英語の授業みたくなってしまいましたね(笑)
つまり『ツーファイブフレーズ』とかもそのフレーズのイメージとか構成とかがあるので
前後の流れや共演者とのサウンドと全く脈絡が無いところで
『どうだ!』みたいにプレイしてもサムイわけですよ。
セッションってコミュニケーションですからね。
『フレーズ暗唱発表会』じゃないですから。
レッスンはそれでもいいですけど。

・・・えーと何の話でしたっけ?
あ、ツーファイブの覚え方のコツですね。
意味を理解すると覚えられるし、応用もききますよと。
だから一概に否定しませんよって事です。

はい、前置きが長くなりましたが、
そのアナライズ法を動画で解説しました↓
posted by 網 渦男 at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月14日

ツーファイブ攻略法

『ジャズのアドリブにおいてツーファイブを攻略する方法を知っていると大変有利(便利)である。』
この観点の成否は別として、大半の人はうなずけるのではないかと思います。

言うまでも無く、ジャズのアドリブというのはその曲(素材)のコード進行を基に、
即興で旋律(メロディー)を作曲していく行為ですが、『何でもあり』という事ではなく、
その旋律がそのコードのサウンド(共演者が出している音)に

『いい感じ』

『あれれ?』

な感じかで
『イェ〜イ!!』 か『やってもうた』に分かれるという
非常にシビアな行為なのです。

モーツァルトとかベートーベンはいいよねー。
書いて弾いて試してから発表できたから(笑)
ジャズはそれは無しです。厳密には。

そんでもってその『やってもうた』というリスク回避の為に便利なのが

『ツーファイブフレーズ』
よく売ってますね。

『最強フレーズ』とか

『セッションで役立つ』とか

『これさえ覚えれば』とか。

まあビジネスですのでキャッチコピーって大事ですけどね。

どーなんでしょう?

私なんぞ、ひねくれてますから
『そんなんやったらその本買った人みんな同じフレーズプレイしちゃうじゃん』
とか思っちゃうんですよね。

というかその前にそんな胡散めんどくさい本買わなかったりして(笑)
最強か便利かは主観じゃね?とか思っちゃうんですよね(笑)
ま、大先輩が言うのだからそうかもしれないんですけど。

なんかジャズって言語と似ているとよく言われるし、私も同感なのですが、
我々日本人て中学高校、人によっては大学でも英語勉強してきたじゃないですか?
最低3年、多い人で6年以上。
そんでしゃべれる人どのくらいいます?

あと旅行英会話とかビジネス英会話とかの例文集ありますよね?
あれでどれくらいコミュニケーション取れんですかね?
案外
『How are you,today?』
『I'm fine thank you.and you?』
ならできるけど、
『Hey,man,what's up?』って訊かれたら
???????ってなるんじゃないですかね?

お水一杯もらいたいんだけど・・・

Will you give me a cup of water?
Would you give me a cup of water?
Can you give me a cup of water?
Could you give me a cup of water?
Do you mind give me a cup of water?
Would you mind give me a cup of water?
Please give me a cup of water?


いったいどれ〜???!!!!みたいな(笑)

私なら『ワラ』の一言です(笑)
あえて『ウォーター』でも『water』でもなく(笑)。

命令調で失礼なら懇願したボディーランゲージと一緒に。哀れな東洋人を演出して(笑)

そこからだんだんと言い回しが増えていくんでしょうね。経験して。
あ、この場合はWill youだなとか。
ここはCould youだろ?とか
Will you pleaseとかアレンジしてみようかな?とか。

でもみんな最初から『例文集』買っちゃうんですよね。
で、willとwouldの違いも体験してないからピンと来ないし、難しいから覚えられない。


ジャズの場合も同じようなことが言えるかもしれませんね。
『ツーファイブフレーズ集』、便利ですよ。できたら。

でも#11や♭9、ディレイドリゾルヴのサウンド体験、認識してる訳じゃないから
カッコイイフレーズほど覚えられない。
オルタードなんか覚えようと思ってもまず無理っす(笑)。

で、頑張って仕込んで、セッションでプレイしようとしても、
ちょっとサウンドやテンポが違ったギャップでパニクって
結局仕込んだフレーズをプレイできず。
ってパターンが多いんじゃないですかね?

私は『ツーファイブフレーズ』ってコピペだと思ってます。
つまり便利ですけど『血肉化』した上で使うなら自分の表現になりうる。ってことですね。

で、その血肉化っていうのもいろいろ考え方があって
ひとつは

『自然に自分から湧き出てくるくらい覚えたら』

って言う人が多いです。

でも、私は違いますね。
私は

『どうしてその言葉を使ったのか一言一句説明できる』

って言うレベルです。

つまり、昔『チョベリグ』ってありましたよね?(笑)
これを

『超・very good』の略で『チョベリバ』の対義語。

くらい解ってんなら血肉化してるってことです。

でも『チョベリグ』って文字だけなぞってて意味を間違えて使ってたら

KY
ですよ。

あ、話がややこしくなってきました(笑)

だから『ツーファイブフレーズ集』も自分でアナライズして
理解したうえで覚えるべきですよって事です。
大抵その手の本は譜例しか書いてないですから(笑)。

自分で意味解ってないフレーズプレイして演奏で何を伝えたいんだろう?
って思っちゃいます。
シンプルなフレーズでも自分の言葉でプレイすべきと思うんですよね。
相田みつをさんみたいに。
mituwo.jpg
な〜んつって。

・・・・・・さ〜てと、パーカーオムニブックでもさらおっかな(笑)
posted by 網 渦男 at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月06日

八王子サックス教室のア・ミューズではサックスプレゼントキャンペーンを延長します!

好評のサックスプレゼントキャンペーンを好評につき、延長します!
ただし、月2名様までです!つまり早い者勝ち!!
来年もサックスコース入会者には(初心者で楽器を持っていない人が条件です)
あるとサックスを無料で進呈!プレゼント!

『サックスを始めたいけど続くか不安なのに買うのは…。』

『始めから何十万もの楽器を買うのは…』

こんな不安を解消します!!
キャンペーンを開始してから昨年、今年とすでに沢山の方が
キャンペーンを利用してサックスを始めています!!
この機会にぜひ憧れのサックスを始めてみてください!!

発表会での講師演奏




ビッグバンドコースもメンバー募集中です!
posted by 網 渦男 at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月29日

私の好きな麻婆豆腐〜萬腹飯店〜

今日の昼飯(遅い朝飯?)は収穫だった。
やっと探し求めていた麻婆豆腐に巡り会えたのだ。
激辛ブームに乗っかっ『たただ辛いだけ』の麻婆豆腐や
山椒を効かせて『本格中華』を謳う麻婆豆腐とは違う、
味も複雑で深みも有りかつ軽やかな逸品であった。
よく辛口の麻婆豆腐を食べるとその後、舌がピリピリして

『あ〜もー何食っても味解んねーよ!状態』

になることがあるが、
この麻婆は違う。
かといって辛さ控えめと言うわけでもない。

一口目でまず香辛料の複雑な香りが口の中に拡がり、
唐辛子の辛さがガツンと舌を刺激する。

『お、来たな』

と思うや否や額に汗がどっと噴出す。

『はやいな…』

そう思っていると豆鼓であろうか、濃厚な塩味が白飯を誘い、
味噌のコクが舌の地ならしをする。
そこで初めて豆腐の食感やひき肉の味、
薬味野菜の様々な味とのアンサンブル、ハーモニーを楽しむ訳である。
もはや口の中はオーケストラを超えて

オリンピックのフィナーレ状態だ。

メシが進まない訳がない。
そして最後を締めくくるのは『甘み』である。
こうなるともうアートの領域だ。
甜麺醤であろうか?それにしてはしっかりした甘みだ。
黒砂糖でもなさそうだ。もちろん上白糖的なものではないであろう。
上品で落ちついた甘み。
甘みは舌の先端で感じると言う。だからこそ『後を引く』のだ。

この定食は画像の通り、麻婆豆腐はアツアツの鍋でぐつぐつとやってくる。
量的に通常の麻婆豆腐定食、麻婆丼の倍はあろうかと。
かといってご飯をお代わり出来るほどのコンディションではない。
これ以上デブになってどうするのだ。
でも麻婆豆腐はマイウーだ。
私は麻婆豆腐のみをたいらげた。
通常、そんな芸当はできない。辛いもん。
でもこの麻婆豆腐はちがう。
気が付くと汁まで

飲み干していた。


・・・・・・ご馳走様でした。
1414554946075.jpg


ちなみに、サラダ、アイスコーヒー、杏仁豆腐はバイキングで食べ放題です。
posted by 網 渦男 at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月10日

伝説の人、Steve Grossmanの来日。

今何かと私の周りで(FacebookやLINEなど)でも話題となっている来日中のSteve Grossmanのことを書かねばならない。(というか書きたいだけ)
老舗ライブハウスの新宿SOMEDAYが27年ぶりに彼を呼んだのだ。【SOMEDAYのサイト】

SOMEDAYとグロスマンといえば『あの』CDである。
学生の頃コレを聴いてぶっ飛びましたね。

テナー吹きならば誰もがその存在は知らないものはいないであろう。

テナー吹きであれば、

漢字で「轟音」と書けばスティーブ、

「漢」と書けばグロスマンと読むはずだ。

熱狂的なファンも多い。
私もその一人であるが27年振りの奇跡の来日にも関わらず、残念ながら私はライブに行けない。
のでYouTubeで我慢。

親子ほど歳は離れているが敢えて親しみを込めて私は「アニキ」と呼ばせて頂いている。
スティーブアニキである。念のためソッチの意味合いでは無い。
兄貴のプレイを知らない方のために動画をUPする。

ぶっ飛ばしてるアニキ
http://youtu.be/s0Ry2ubpnsY

安全運転のアニキ
http://youtu.be/5DOh60Wr2nY

聴きに行きたかったぜ!アニキ。。



posted by 網 渦男 at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月17日

カーブドソプラノ在庫処分セール!

棚卸し前の在庫処分セールとしてカーブドソプラノサックスを格安で販売致します!
メーカーは以前このブログでも何度か紹介した台湾のAnfreeです。
IMG_3435.jpg
このメーカーはカーブドソプラノ以外のサックスも製造しておりますが、
カーブドが一番人気のようです。
基本的に『表面に奇抜な塗装をする』というコンセプトらしく、
アルトやテナーもこのような塗装が施されております。
昔『L.A.SAX』というメーカーが流行ってそこも表面塗装のサックスでした。
調べたら今もやってるんですね。L.A.SAX
L.A.SAXは吹いたことがありますが、流石にテナーなどに塗装を施すと厚みが出て抵抗が強いなと感じました。
もう10年以上前なので現在は改善されているかも知れませんが。
でもそれがソプラノになるとソプラノ独特の『ペラペラ感』が解消され、
結果的に成功したのがこのAnfreeのモデルではないか思います。
さらにカーブドといいうことで音に丸みが増し、スモーキーな付帯音が増していい感じです。
カーブドソプラノのメリットとしてベルが上を向いているため、出音が聴きやすいということがあります。
出音がちゃんと聴こえると演奏が丁寧になるんですよね(笑)。
細かいニュアンスをちゃんと表現したくなる訳です。
これは私自身カーブドを吹くようになって気がついたことです。
いかに普段無責任で雑な演奏をしていたかと反省しました(笑)
そういう意味でカーブドを吹くということは、その音色以上に得られるものがありました。
で、その音色が気になる方はこちら↓からどうぞ。

今回の個体ではありませんが以前あこのブログにアップした同じモデルです。
雰囲気は伝わるかと思います。
さて販売価格ですが、現在このモデルは台湾で大変値上がりしてしまいました。
理由はこのメーカーが某有名メーカーのOEMを製造しており、このモデルが、
そのメーカーの高級機種と管体がほぼ一緒ではないか?との情報が流れたためです。
まるでヤ○ハのサックスが某中国メーカーと実は同じじゃないの?との理由で
その某中国メーカーのモデルが値上がりしたという話と似てますね(笑)
ということで台湾ではこのモデル日本円で20〜30万くらいに値上がりしたらしいのですが、
今回は在庫処分ということもあり、販売価格は13万円(税込)と致します!
はっきり言って仕入れ値割ってます(笑)。日本ではなかなか手に入らない逸品ですのでぜひご検討を!
ご購入、お問い合わせはア・ミューズ042-645-6030まで。
posted by 網 渦男 at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月20日

漫画作り。

こんな感じで漫画を製作しようと思ってます。
売れるかな?(笑)
アドリブ1文字入り..pdf

アドリブ2文字入り.pdf

アドリブ3文字入り.pdf
posted by 網 渦男 at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月27日

第6回八王子ジャズ道場 開催告知!

前回のジャズ道場は参加者が少なかった為、中止となりました。
さては、もうギブアップか?と思いきや割りとお子様の運動会だったり、
旅行だったり、お仕事だったりということでイベントの多い月だったのですね。
そういうことで11月も第6回ということになります。
今のところ何名か参加者のお申し込みをいただいておりますので予定通り開催いたします。
今回の内容、レベルは9月に引き続き、再度3段(主にコンディミの運用とマスター)の
昇級試験となります!


詳細は以下のとおり!

【開催場所】
ミュージックサロンア・ミューズ4F

【開催日時】

11/3(日)

13:00〜14:00レクチャー&クリニック
14:00〜14:30自由時間(練習)
14:30〜16:00乱取り&試験


【参加費】
一般参加3,000円
※ア・ミューズ会員は1,000円

【教材費】
3,500円…購入は自由です。


【講義内容】《課題曲→酒バラ!》
☆ダイアトニックコード→Maj or Minスケールで対応。
☆ノンダイアトニックな7thコード→特殊なスケールで対応(今回は主にコンディミ)
☆余裕があれば難しいけどちょっと便利なオルタードの話。
☆パット・マルティーノさんの考え方でスッキリしよう!!
【演習内容】
1、ダイアトニックでグルーピングしてフレイジングしてみよう!
2、U-7X7フレーズを仕込もう!
3、特殊なスケールをマスターしよう!
4、起承転結を付けよう!
5、ソロ作成と乱取り

レベルの詳細と参加ご希望の方はこちらのページの
緑のメールフォームからどうぞ!→お申し込みサイト
posted by 網 渦男 at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月24日

第5回 八王子ジャズ道場 開催告知!

さて恒例となりましたジャズ道場来月は第5回でございます!
レベルは3段の昇級試験となります!

詳細は以下のとおり!

【開催場所】
ミュージックサロンア・ミューズ4F

【開催日時】

8/4(日)

13:00〜14:00レクチャー&クリニック
14:00〜14:30自由時間(練習)
14:30〜16:00乱取り&試験


【参加費】
一般参加3,000円
※ア・ミューズ会員は1,000円

【教材費】
3,500円…購入は自由です。


【第5回講義内容】
《酒バラに挑戦!》
☆3つ以上のスケールとノンダイアトニックの7thを攻略しよう!

1、ダイアトニックでグルーピングしてフレイジングしてみよう!
2、U-7X7フレーズを仕込もう!
3、特殊なスケールをマスターしよう!
4、起承転結を付けよう!
5、ソロ作成と乱取り

レベルの詳細と参加ご希望の方はこちらのページの
緑のメールフォームからどうぞ!→お申し込みサイト
posted by 網 渦男 at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽に関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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